リンクは載せておくが有料記事だ。内容は
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO49404950U9A900C1000000/
(同内容が日経コンピュータ2019年8月22日号に掲載)
はっきり言って最近の日経コンピュータはつまらない。私が購読し始めた二十数年前は隅から隅まで熟読したが、もう最近は毎年おんなじような企画やったり、20年前はの今頃はどうだったかみたいな過去を懐かしむ連載で2018年特集とか去年じゃねえかと思ったりIT業界、SEを非難する前に自分を見つめろと言いたい。
目次【本記事の内容】
- 1.日経コンピュータの記事にオウム返し
- 1-1.属人的で不安定
- 1-2.コスト、柔軟性に欠ける
- 1-3.実情に合わない提案・機能
- 2.日経コンピュータは帰路に立たされている
日経コンピュータの記事にオウム返し
属人的で不安定
このまえでた2019年10月3日号で1000号を迎えたそうだ。おめでとう。しかしそんな事はどうだって良い。
私が日経コンピュータを読み始めたのは先輩のすすめだ。勧めというか脅迫だ。
「システムエンジニアたるもの日々勉強してなんぼや。君な、勉強してないお医者さんに診察してもらいたいか?全然勉強していない弁護士に離婚調停頼めるか?」
(その先輩はバツ1)それはごもっともと思い、購読を始めた。
最初の頃は隅から隅までよんだな。馬場史郎のSEの鉄則は一番面白かったな。そのあと書籍になったのをすぐ買ったしな。
それが最近はどうだ。「SEたるもの日経コンピュータをよめ」と若手に話す先輩はここ10年ぐらい聞いてない。その代わり「ググれカス」だ。ネットの情報のほうが為になる。
馬場史郎さんとか有賀貞一さんとか最首英裕さんとかご意見番頼みで属人化は日経コンピュータの方ではないかと。
また、ご本人も認めているが、炎上記事をあげてアクセス稼いでいる編集長の木村さん。はっきり言ってネットのほうの記事がおもしろいぞ。日経コンピュータの連載は誰かが編集してつまらなくしているのかと勘ぐってしまうぐらいだ。紙面でももっと毒はけばいいのにな。
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00148/
マンネリ企画代表
- 顧客満足度調査 →からのトップ企業インタビュー 広告収入企画
- 就職人気ランキング →だから何?と聞きたい。業界の問題が解消するのか?
- 年収ランキング →飲んでいる時のネタぐらいは役に立つ
- 自治体ITシステム満足調査→ここでしかランクイン出来ない企業の広告(以下ry
記事に載っていたユーザー企業のベンダーに対するクレームが以下のコメントだ。これを取り上げる日経コンピュータの記者もどうかと思うが。
■スキル不足のSEが問題を拡大
この会社の開発・運用現場は最近トラブルが増えているという。ベンダーのSEが確認も取らず独断で作業をしてしまう、視野が狭く目先の作業しかできないなど、業務に就くレベルにすら達していないと思われるSEが増え、問題を引き起こしているという。
というかこんな事簡単にできるようになっている、ユーザー企業の管理問題だろ。ベンダー丸投げの悪例の典型的パターンじゃねえのか?
人手不足を背景に、ベンダーにおける若手の育成を心配するユーザーも多い。「当社の担当者が高齢化している。次の世代の人材が育っているのかどうか不安だ」(流通/小売業)。
ITベンダーの事心配する前に自分の会社のこと心配しろよな。少なくとも最近私が見ている若手は優秀な人ばかりだ。入社時点でIT資格を持っていたり、自分の新人時代と比べるとはるかに今の若手のほうがマシ。ちなみに私はその若手たちに対して日経コンピュータは勧めない。「コード書け。Qiitaの人気記事でも気になったのを読んでいろ」と勧めている。
担当者が変わると、引き継ぎの際にスキルがうまく継承されていない」(金融業)
あのな。銀行さんの方こそ、頻繁に転勤して担当変わるじゃないですか。それに担当が変わるとスキルが継承されないなんて問題は今に始まった話じゃないの。戦国時代からあったの。
詳しくは以下の書籍が面白いです。
コスト、柔軟性に欠ける
まず、これほどお前が言うなという見出しが有るだろうか。私はシステムエンジニアとして仕事をして、職種は変わってもコンピュータとの関わりは無くならないと思っている。だから毎回5年購読契約だ。どうせ買うなら一番やすい5年契約一択だ。
そして5年契約が切れる今年。「購読延長手続きのお願い」ってはがき見たら3年契約までしか無くなっているじゃねえか。廃刊か?5年後にはもう日経コンピュータは廃刊するかもと思って3年に縮めたのか?
違うな。絶対違う。むかし先輩から「絶対ってことは絶対ないんだぜ」って言われて絶対と言わないようにしていたが、言い切ってやろう。絶対どうせほとんど5年契約するから割引率の低い3年契約だけでいいんじゃね?って思ったよね?思いましたよね?
それに前からIT業界のご意見雑誌でありながら、なんで電子版だけの契約ができないの? 紙+電子版の契約しか無いの? オタクの親会社の日経新聞は電子版だけだと安いよね。紙なんて検索できないし1000冊も自宅にストックして並べられるのは有賀貞一さんぐらいの金持ちでIT好きなの。下手したら日経BP社にも残ってないから有賀さんちで読書会してんだよね。
- 割安な電子版を
- 5年間購読の復活を
実情に合わない提案・機能
IT雑誌のくせに未だに紙媒体。何の参考にもならない。Kindleに配信するとか。「RPA」とかで記事を検索できればまだいいのに。気になった記事は付箋はって未だに本棚管理。
「あんた、この本まだ読むの?捨てなよ」
って高齢の母の相手をするのにも疲れているのに、情報の検索性がすごく悪い。実情に合わない。
X-TECKがあるだろうって?知っているけど、中途半端に検索して日経コンピュータの記事だけしか見えないから使いづらいわ。日経コンピュータの記事だけ検索できればまだいいのに。
それで散々ウォーターフォール開発をディスっておいて、繰り返すが2019年8月22日号な。その同じ号でケーススタディー記事で「三井不動産 10ヶ月かけて業務要件を固める」って思いっきりウォーターフォール開発記事じゃねえか!しかも10ヶ月要件定義って聞いたことねえレベルだぞ。構想から入れたら1年4ヶ月も要件定義やっている案件じゃねえか。アジャイル案件の紹介と課題とかそのくらい辻褄合わせて来いよ。
日経コンピュータは帰路に立たされている
文句いうだけなら誰でもできる。この記事もそう。アジャイル開発に向けたベンダー側の課題と解決策でも書いてみるか。
アジャイル開発を始めるための記事を記載しました。もしよければ御覧ください。
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SIerがAgile開発を始めるための課題と対策
日経コンピュータに書いてある。2019年8月22日号。「さらばウォーターフォール型ベンダー」という見出しの記事。アジャイル開発が出来ないベンダーはユーザー企業から見放されるよ。前回私が怒りの提言記事を ...
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