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ITエンジニアは何歳で転職する?35歳定年説は過去の話

統計からは35才以上どころか、65才以上でも転職をしている人はいます。ただし、ITエンジニアだけの統計ではないのでそこはご容赦ください。

ITエンジニアの転職

みんな何歳で転職しているのか?

厚生労働省が転職者に関する調査を平成27年に実施しています。少し古い統計ですが、参考になるでしょう。

雇用の構造に関する実態調査(転職者実態調査)|厚生労働省

集計結果の解説は以下のページからPDFを参照できます。

平成27年転職者実態調査の概況|厚生労働省

この中で年齢階層別の転職者数割合がまとめられています。

上記の表から、転職をした人の中で35歳以上の割合は58.5%にもなります。ただし、全産業まとめての数値であることに注意は必要です。じつは私も今年転職したのですが、44歳のシステムエンジニアです。東京で転職先を探したときにはあまりにも求人が多すぎるため、エージェントに私の希望条件を伝え選定してもらいました。それでもかなりの数の求人があります。

システムエンジニア35才定年説があるし、お給料は安くなるんでしょ?

35歳以上だと転職する際に給料が下がることを覚悟しなければならないのか?

統計から見ると全くそんなことはございません。

上記表をみると転職で年収が増加したという人は30才から44才まではそれほど割合に変化は無いのです。ただし45才をすぎると、年収が増加する人の割合が、ガクッと下がります。35歳だったら年収アップを目指して転職することも十分可能ということです。

転職するときに採用側が気になるのは年齢ではない

だがしかし!この統計は転職できた人を対象にした統計です。転職しようとしたけどできなかった人は含まれません。それでは採用する側の企業は何を気にして採用しているのでしょうか?以下の表をみてください。

ITエンジニア35歳ですからそれなりのマネジメント経験や高いスキルの蓄積があると思います。採用する側は

  • 専門知識がある人か?
  • 即戦力になれる人か?

ということを気にしているようですので、そこをアピールすれば転職活動は捗るでしょう。うまくいくことを祈っています。

じゃあの ノシ

  • B!